凄まじきチャンピョンズリーグファイナル [JUVENTUS]
開始僅か50秒にマルディーニのゴールで先制したミラン。
キャプテンのゴールで勢いづいたミランは何度も相手DFを脅かす。
そして、この大一番で決定力を見せつけたクレスポが前半に2ゴール。
3-0で前半を終えた時、誰がリヴァプールの優勝を予想出来たでしょうか?
(正直、自分は今日の事を考えて寝ようかと思いましたもの…。)
前半はリヴァプールサポーターも、選手自身も半ば諦めたかの様に見えた。
しかし、後半9分。
リヴァプールのキャプテンであるジェラードが反撃ののろしとなる1点を決めてから
僅か7分の間に同点に追いついてしまう。
3点目はチャビ・アロンソが一度PKを止められたにもかかわらず自分で入れ直した。
実は前半終了時点に考えた通り、自分は寝てしまっていて、「今見ているのは夢…
なんだよな?」と思える程出来すぎたドラマだった。
それでも、きっとシェヴァかトマソンのゴールでミランが勝つと信じていた。
自分はミランを応援していました。
決してユヴェンティーノでありながらミラニスタなのではありません。
イタリア勢であること、相手がユーヴェを倒した相手であること、ミラニスタの友人が
居ることなどありますが、何よりユーヴェの唯一のライバルとしてミランには「常に強く
あって欲しい」との思いからです。
凄まじき試合の中で、マルディーニ、クレスポ、カカ、ジェラード、デュデクと言った
選手達は凄まじきプレーを見せてくれた。
何が勝敗を分けたのかと考えれば…所詮は部外者の幼稚な考えかもしれない
けれど、監督の差の様に思えました。
ラファエル・ベニテス監督がハーフタイムにしたであろう「何か」と比べて
カルロ・アンチェロッティ監督は何をしたんだろうか?
そこの差の様に思えてなりません。
ユーヴェで指揮をとっていた時のアンチェロッティとは比べられなかったとしても。
試合は疑う余地の無い、歴史に残る名勝負でした。
こんな面白い試合を見られるのはサッカーFAN冥利に尽きます。
しかし、ミラニスタの落胆を思うと…しばらくは立ち直れないでしょうね…。
ただ、この試合を見ながらずーっと考えていたのは、やはりユーヴェのこと。
ユーヴェがヨーロッパの頂点に立つには、まだ何かが足りない。
単に戦力だけでは無い、精神的な何かが足りないと感じながら見ていました。
ユーヴェが大耳を獲り戻す為に乗り越えなきゃいけない壁は大きそうです。
僕の心配をよそに、次のシーズンでユーヴェがその壁を乗り越えてくれる
事を本気で祈っています。
来年はこの舞台にユーヴェが帰ってくる様に。
★今日の一言
PK戦は2年前を思い出して見るのが辛かった…。
今思えば、全ては延長終了間際のデュデクのスーパーセーブで決まっていたのかな。
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